スイス生活 日常生活いろいろ

スイスチューリッヒ在。スイス歴15年目。おすすめ情報や生活情報をご紹介したいと思います。

大腸検査 Darmspiegelung

大腸検査に至った経緯

下腹部を押すと、じーんと痛みがあり、今年の初めに、家族が直腸がんの診断を受けたこともあって、心配になり、まずは婦人科に行きました。婦人科では、特に異状はなく、痛みの原因になるようなものはないということ。次に内科に行って、大腸検査してみては、と言われました。かかりつけ医の先生に相談したところ、まずは超音波で内臓の様子を見てみましょうということで、まずはくまなく超音波で診てもらったのですが、特に異状なし。しかし、痛みがあるのは、変だなということで、家族の病歴もあるので、念のために大腸検査をすることにしました。

 

クリニックでの予約、検査は朝10時から

食いしん坊で、空腹だと偏頭痛が起こってしまうので、絶食をしなければいけないというのが、精神的なハードルがかなり高いですが、なんだか痛みの原因がわからないのも気になる。覚悟して予約しました。

 

郵送にて、大腸検査の事前の準備内容を記した書類、署名する書類(まれに体調が悪くなる等の説明と免責事項)、下剤の処方箋が送られてきました。下剤は、粉末状のお薬で、これを水に溶かして飲むとのこと。だいたい1週間くらい前から、消化の悪いものは食べるのを控えて、3日前からは、消化のいいものだけ、食べるようにとのこと。食物繊維やキノコ類などを避けて、パセリなど小さいハーブなども、検査のときに邪魔になるので、食べないようにとのこと。全粒粉や玄米なども消化が悪いので、直前は、おうどんや白米、白いパンなどを食べていました。

 

検査前日お昼で食事は終わり

検査前日は、実は無謀にも、イタリアンで外食の約束があったので、メニュー選びに、困ったのですが、レモンリゾットをいただきました。パセリは、できるだけ避けて食べました。これを最後に明日のお昼まで食べれないのは、私には、かなりのハードルなんですが、終わってみれば意外と大丈夫でした。

 

1リットル×2度の下剤を二日に分けて飲む

下剤は、1リットルのものを二度に分けて飲みます。

一度目は、検査前日の午後二時半ごろから始めました。粉末のAとBを水に溶かして飲み始めます。味は、噂通りスポーツドリンクみたいな味。レモンぽい香りが、だんだん気持ち悪くなって、おえってなりながら、飲みます。初めにできるだけがんばってたくさん飲んだ方がいいと聞いていたので、がんばって半分くらい飲みます。

その後15分おきくらいに、がんばって、二時間ほどかけて飲み終えました。

下剤をのんで、だいたい2時間くらいたって、トイレに行きたくなり、それから、何回も行きました。おなかは痛くはなりませんでした。だんだんトイレにいくのも面倒くさくなってきますが、仕方ない。

固形物は食べてはいけないのですが、液体はとっても大丈夫です。ブラックコーヒー、お茶、ブイヨンスープなどを口にしました。(コンソメをお湯に溶かしたもの、ちっちゃいパセリが入っていたが。。)

夜遅く始めると、睡眠に支障がでるので、早めに初めてよかったです。

 

翌日、二度目の一リットルを検査が始まる3時間前までに、飲み終えておかなければいけません。10時の検査なので、7時には飲み終えておかなければならず、5時に起きて、無理やり1リットルを何度かに分けて飲みました。なんとなく、おなかの中はすでに空っぽっぽいです。何日か前から、炭水化物だけに変えておいたのが良かったのかもしれません。

 

偏頭痛の薬

検査の準備で、絶食が長いので、血糖値が下がって、偏頭痛が起きる可能性があったので、医師に、その場合薬を飲んでいいかきいたら、大丈夫だということでした。幸い偏頭痛は起きなったので、特に何ものまずに乗り切れました。

 

検査

検査のクリニックは、自宅から車で10分ほどですが、帰りは麻酔の影響で、運転はできないので、バスで向かいました。(危険なので運転しないでくださいと書類に、書いており、サインしないといけない。)当日、移動中にトイレに行きたくなったらどうしようと思いましたが、早めに下剤をのみ終えていたので、大丈夫でした。

クリニックに着いたら、すぐに通され、お尻のところが丸くあいている検査着に着替えます。着替えるお部屋にトイレもついていました。下着も全部取ってくださいとのことでした。

着替え終わったら、お医者さんにお尻を向けた格好で、横たわります。すぐに眠くなりますとのことで、ほんとにすぐ眠くなり、ポンと肩を優しくたたかれたときは、すでに終わっていました。何分経ったのかも全くわかりませんでした。ゆっくり起き上がって着替えてくださいね、とのこと。ふらふらすることもなく、起き上がって、着替えました。ちょっとお尻が痛い。。けど、チューブが入ってたから仕方ないか。

特に気分が悪くなることもありませんでした。看護師さんからは、何か飲みたいものありますか、コーヒー飲みますか?と思ってもみないサービスがあり、カプチーノをお願いしました。

着替えて待合の廊下に出ると、すぐにカプチーノとタルトッフィを持ってきてくれて、このタルトッフィは、初めて食べたのですが、感激のおいしさで、ずっと絶食してたからかもしれないのですが、ほんとおいしかったです。取り寄せたいと思ったので、すぐに調べたのですが、スイスにはあまり流通していないよう。

 

 

検査結果

カプチーノをいただいたころ、お医者さんから呼ばれて、すぐに診断結果を教えてもらいました。何も異状なく、なんの心配もいりませんよ、とのことで、ほんとに胸のつかえがとれたようでした。はーよかったー。でも押したら痛いのは何なのか。

家族の病歴のこともあるので、5年後くらいにまた検査に来てくださいとのことでした。

 

当日は、検査後すぐに仕事にも行けるし、運転さえしなければ、通常の生活ができますよ、とのことで、帰宅してから、確か自宅で事務仕事をしました。子どもとサッカーをする、とかはさすがに無理でしたが、無事に終わりほっとしました。

待ち時間が、ほとんどなくて、さくさく終わり、一時間15分後くらいには、帰宅の途につけました。

検査費用ですが、高そうで、びびっていたのですが、やはり結構お高くて、800フランほどでした。高いよね、やっぱり。痛い金額です。健康保険のプレミアムを、今年は300フランに変えておいたので、よかったです。