スイス生活 日常生活いろいろ

スイスチューリッヒ在。スイス歴15年目。おすすめ情報や生活情報をご紹介したいと思います。

日本での勤務とイギリス留学

私がスイスに就職したのは、2008年、すでに14年も前になります。スイスに来るなんて、つゆほども想定していませんでした。スイスで就職できて、ほんとうによかったです。過去を振り返ると全くスイスに関連しないことをしていました。

 

新卒でみずほ銀行情報システム会社に就職し、国際部のシステムエンジニアとして三年務めました。英語で勘定系システムのプログラミングをしたり、海外拠点とも英語で多少のやり取りがありました。第一勧銀、興銀、富士銀行の合併時に、テスト、移行要員として、ニュージャージーのデータセンターに一年目にも関わらず、出張させてもらったり、会社の規模も大きいので、教育研修にも、かなりお金をかけていたと思います。プログラミングも習得できましたし、ほんとにたくさん学ばせてもらいました。システムエンジニアとしては、やはりふさわしい仕事ではなかったなと思います。かなり努力したけど、仕事もとても難しく、システム屋さんとしてはだめだなーと思っていました。

 

情報処理技術者試験も、みんな一年目、遅くても二年目には合格するのに、私は勉強が嫌すぎて、3年目にようやく合格できたように思います。

 

大学を卒業してから、海外と直接やりとりするような仕事がしたいと思っていました。しかし、ちょうどそういった就職はできなかったので、一旦働いて英語をもっと使えるようになるために、英国留学しようと思っていました。

 

三年の勤務中も、どうしてももっと国際的な関わりを持ちたくて、就職活動もしていましたが、留学に関して相談に行った先で、語学留学だけだと勿体無いから、大学院でも行ったらどうですか、と言うアドバイスをもらい、その気になり、三年勤務を終えて、一年後に英国大学院に一年留学。その一年はTOEFLの勉強や学校への願書を出したりして、TOEFLは最初は目も当てられないほど、ひどいものでしたが、何度でも受けられるので2ヶ月おきくらいに受けて、半年後くらいに入学ギリギリラインに達しました。

 

留学中は、海外で働くと言うことは、考えていませんでした。一年の院生生活を終え、日本に帰国してきました。

 

それから、半年ほど経って、証券保管振替機構に就職しました。偶然にも、国際会議開催の準備をしている部署に配属になり、正にしてみたかったような仕事に就くことができました。英語ができると言うので、当時の社長や常務と、いろいろな国に出張させてもらったり、国際会議でのプレゼンテーションや、各国機関との調整など、上司から、手取り足取り、たくさん教えてもらいました。

 

まだ二十代だったので、残業もかなりしていましたし、飲み会も毎週あったように記憶しています。こちらで二年あまり勤務した間も、毎月社長や常務のお付きで、海外への出張があり、自宅にいる時間がほんとうに寝るだけという激務の時代でした。海外からのお客様をお迎えして、割と頻繁に、接待もありましたので、かなりコレステロール値も高かったのではと思います。今は、あんな働き方できないなと思います。

 

ここでの出張や国際会議を通して、海外の機関の方とたくさんネットワークができたのが、最終的には、スイスでの就職につながりました。

 

英語のおかげで、たくさん道がつながりましたので、英語を勉強していてよかったと思いました。