12月6日は、聖ニコラウスの日。毎年各地でハーレーみたいな大型バイクにサンタとシュムッツリが二人乗りしているのを何組も見かけます。
チューリッヒには、サミクラウス協会というのがあり、ここからサミクラウスを派遣してもらい、自宅に来てもらったりすることもできます。サミクラウスと事前に打ち合わせをして、子どもがこの一年頑張ったことを褒めてもらったりできます。
道端や、スーパーの前、駅前広場で偶然会うこともあり、子どもたちは、お菓子の入ったサミクラウスサック(サミクラウスバッグ)をもらえます。
サミクラウスに会えない子供達のために、協会ではサミクラウスフォンという無料電話サービスを提供しています。
サミクラウスとシュムッツリは、ボランティアで老人ホームを訪問したりもするそうです。
今年も6歳の息子と、サミクラウスに電話してみました。去年はなかなか繋がらなかったのですが、今回は5時過ぎと早い時間にかけたらすぐつながりました。サミクラウスも時間があったのか、たっぷり時間をとってくれて五分以上は話したのではないかと思います。息子に名前を聞いて、今日どんなことしたの?とか、年齢や、学校楽しい?とか、これから何するの?ワールドカップ観てる?とか、たわいもない話だけど、とても良かったです。甘いもの好き?と聞いて、息子が、好きと答えると、じゃあ歯磨きよーくしないと虫歯になるから気をつけないとねー、と。シュムッツリもお菓子が好きだから、良く言っておかないと、と。
私は横でやりとりが微笑ましくて、くすくす笑っていたんですが、私もサミクラウスと少し会話できました。
息子はシュムッツリと話したかったんだけど、サミクラウスによると、馬の世話、人参や干し草をあげたり、お掃除したり、忙しくて今は無理とのこと。
息子に、何か歌とか詩の暗唱したのを披露してくれるかな?とお誘いがあったんですが、恥ずかしがって、嫌がる息子。来年までに練習しといてね?本にちゃんと書いておくから、って。
その後、駅前のコープの前にサミクラウスが6人くらい子どもにお菓子を振る舞っていたので、もらいに行きました。息子からすると、あのサンタのコスチュームとか風貌がとても怖いらしくて、いつもは怖いもの知らずなのに、全然前に出て行こうとせず、お菓子は欲しいけど、サミに話しかけるのが怖い、、でしばらく葛藤していました。
写真も一緒に撮ってくれたけど、息子の表情がとても強張っています。でもいい思い出になりました🥰
サミクラウスのお家を森に訪ねる、というイベントもあります。
サミクラウスの日は、スイスの楽しい日の一つです。