スイス生活 日常生活いろいろ

スイスチューリッヒ在。スイス歴15年目。おすすめ情報や生活情報をご紹介したいと思います。

海外にいて、日本の両親や家族にもしものことがあったら

スイスにいる韓国人の親友のお母様が、昨日亡くなりました。お母様は、日常生活でのサポートが必要だったため高齢者の介護施設で暮らしていました。

その友人は、年に一度お母様のお見舞いに帰省していました。今年の夏は、子どもの学校が終わるのを待って、その次の日に韓国に飛ぶ予定でした。

あと一週間早ければ、お母様にもしかしたら会えたかもしれませんが、なんという巡り合わせでしょう。

私たちは15年来の親友で、いろいろお互い励まし合いながら、スイスで暮らしてきました。間違いなく、今まででいちばん辛い出来事です。

私はなんと声をかけていいかわからず、お互い涙が込み上げてきて、電話口でソウルに無事に着けるように祈って、電話を切りました。

 

海外にいて、就学している子どももいると、なかなか好きなタイミングで帰省することも難しく、誰にだって訪れる試練だと思いますが、これでいいのだろうかと悩んでしまいます。両親もいつまでも若くて元気であればいいですが、誰だって少しづつ歳をとって、不自由なことも出てきますよね。

 

スイスと日本、しかも日本でも国内線で移動しなければ辿り着けない実家ですが、ほんとうは、日本とスイスをもう少し頻繁に行き来できたらと思います。しかし、現実は、チケット代、有給休暇の取得、子どもの通学やいろいろな送り迎え等あると、なかなか難しいなと思ってしまいます。

 

遠く離れた海外にお住まいのみなさんは、どのようにこのジレンマとおつきあいしていますか?

 

あと何回会えるかな、大事な家族や友人との時間て、とても貴重ですよね、大事に今を生きていきたいと思います。